PURODUCTION PROSESS
制作工程Puroduction prosess
リアルな物からカートゥーンな物まで表現は多彩です。
またどの制作方法が正解といった訳では御座いません。
下記は一例となります。
クライアント様のご要望や製作期間、設置条件、ご予算により最善な制作方法を
考慮し提案していきたいと考えております。
本来は、その他多数の工程が御座いますが抜粋してのご紹介になります。
模型製作・検証
設置場所が施設内の壁や柱に接しているので、柱など周辺との位置関係と松の木の形状検証の為、模型を製作いたしました。
3Dデーターを作成し検証する場合もありますが、松の木の形状を可変しやすく空間を把握しやすい事から今回はスチレンボードとインダストリアルクレーで製作いたしました。
本体制作
全てを粘土やスチロールで原型制作する方法もありますが、松の木の表皮のテクスチャーの表現の問題を考えた場合、本物の松の木から型を起こすのが一番再現性が高いと判断いたしました。しかし、デザイン形状とイメージの合う松の木が無い為、ベースとなる形をスチロールで製作しFRPに置き換え表皮を本物から型を取り製作した物を貼り付けることにいたしました。
表皮モールド制作
表皮は形状に沿って取り付けなくてはなりませんので、シリコーン型を作成し軟質FRPで成型致しました。
取り付ける部分の形状に合わせてカットし配置して行きます。パズルやパッチワークの様な作業になります。
軟質FRPは常温では硬質なので加熱して加工いたします。
繋目や辻褄の合わない箇所は直接造形し一体化させていきます。
内部鉄骨制作
偏重心の為、ベースプレートを可能なサイズ上限にし幹本体形状に合わせて溶接制作致します。
FRP外装にインストール出来るように本体を半割にしあてがい確認しながらの作業になります。
本体完成・塗装
本体が完成いたしました。
擬葉と小枝の取付があるのですが、塗装がしにくくなる為、この段階で塗装いたしました
見せ場など過剰に演出する場合も御座いますが、今回はリアルを心がけて彩色致しました。
擬葉・小枝取付
根元を硬質なもので固めてしまいますと柔軟性のある素材なので破損の恐れがある為、擬葉の根元はシリコンで造形する事に致しました。
(写真は造形前)
工場制作完成
工場制作での完成です。
設置場所周辺の柱や壁のダミーを配置し干渉の有無確認して仕上げます。
現場でベースプレートをアンカー固定する為、地山の部分は取り外し式になっております。
現場設置完了
ダミーの柱や壁で検証したので位置決めもスムーズに行う事が出来ました。
アンカー固定後地山に人工苔を貼り付け完成です。